7つの習慣実践会の様子を知っていただくとともに開催した際の気づきなどを残すために記事を書きます。
参加者のプライバシー保護のため、参加人数や日程等は省略させていただいてます。
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2021年5月に7つの習慣実践会 第7回 第4の習慣 Win-Winを考える を開催しました。
私が初めて「7つの習慣」を読んだ1990年代ではWin-Winという言葉が新しい概念と感じましたが
現代である2020年代では一般用語として浸透しているように感じます。
第4の習慣 Win-Winを考える、という言葉だけだと
「それじゃあ、Win-Winを目指せばいいのだな」と予測してしまうかと思うのですが、実は違います。
人間関係のパラダイムを以下の6に分類してます。
Win-Win 自分も勝ち、相手も勝つ
Win-Lose 自分が勝ち、相手は負ける
Lose-Win 自分が負けて、相手が勝つ
Lose-Lose 自分も負けて、相手も負ける
Win 自分が勝つ
Win-Win or No Deal 自分も勝ち相手も勝つ、それが無理なら取引しないことに合意する
この中で、コヴィー博士が推奨しているのは一番最後のWin-Win or No Dealとなります。
この分類の細かさ、丁寧さなどは初めて読んだときにはとても感心したのを覚えてます。
普通に発想すると、最初の4つ
Win-Win,Win-Lose,Lose-Win,Lose-Loseくらいしか思いつかないのですが
残りの2つがあることで、現実での対処のリアリティがグッと上がる感じがしました。
Win 自分が勝つ
→自分が勝てばいい 相手のことはどうでもいい
Win-Win or No Deal 自分も勝ち相手も勝つ、それが無理なら取引しないことに合意する
→Win-Winを目指すだけでなく、それが出来ないのなら(妥協とかの手段を選ぶのではなく)取引しない
そう考えて、自分の実際の行動を振り返ると
Win-Winにならなかった場合のNo Dealをしっかり選べてない気がします。
妥協というか
「今回はこちらが我慢するので、次回お願いします」や
「次に埋め合わせするので、今回はこちらの意向でお願いします」というのが結構あります。
No Dealを選ぶとなるとそれまで打ち合わせした労力や時間が無駄になってしまう気がして
なかなか選べていないです。
だからといって妥協が必ずしも良い結果を生むわけではないのも体験的に納得はしてます。
より良い第三案を考える、もしくはNo Dealをしっかり選択するのも大切ですね。