[7つの習慣実践会] 第6回 相互依存のパラダイム

7つの習慣実践会の様子を知っていただくとともに開催した際の気づきなどを残すために記事を書きます。
参加者のプライバシー保護のため、参加人数や日程等は省略させていただいてます。
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2023年6月に7つの習慣実践会 第6回 相互依存のパラダイム を開催しました。

7つの習慣での「依存→自立→相互依存」という、成長の連続体

第一から第三の習慣が依存→自立 であったのに対し
第四から第六の習慣が自立→相互依存 となります。

7つの習慣の後半部分の習慣に入るにあたって、今回は相互依存のパラダイムを学びました。

今回、印象に残った参加者シェアは黙読してもらって印象に残った言葉をあげてもらったことです。

国連事務総長であったダグ・ハマーショルドの言葉
「大勢の人を救おうと一生懸命に働くよりも、一人の人のために自分のすべてを捧げるほうが尊い」

この言葉は改めて私の心を打ちました。

とても不思議な言葉です。直感的には、心に響く言葉として不自然ではないのですが
よくよく考えるとなぜ心を打つのか、良くわかりません。

ジョン・スチュアート・ミルのような量的功利主義と照らして考えると真逆の考えですし、
一人のためにすべてを捧げることが質的な功利が高い、という保証はどこにもない。

一個人としては非常に共感できる言葉であるが、大勢の幸せを実現する機関である国連の総長の言葉として
残っているのも不思議な感じがします。

AI関連の仕事をしているので昨今、AIと人間の考え方の違いについてよく考えるのですが

AIをトレーニング(ファインチューニング)する際に
「大勢の人を救おうと一生懸命に働くよりも、一人の人のために自分のすべてを捧げるほうが尊い」
と教えるだろうか?と私だったらしない気がします。

ただ、この言葉を言う人間に対しては信頼を置く気がします。

人間だけが持つ、善であったり倫理について深く考える機会となりました。